有機野菜を作るための畑の作り方

家庭での有機野菜づくり

 

さて家庭で畑(家庭菜園)をしようと思えば、何処に作るか、という話になります。庭や空き地に新しく畑を作る場合には、最適の場所を見極めるのが最初のポイントとなります。
基本的には、陽当たりが良く、水はけが良く、ローム質の柔らかい土のある場所、などとなりますが、有機野菜の土はこれから用意すればいいので、あまり気にしない方がいいでしょう。

 

日光が充分当たることと、作業のしやすい場所を探せばOKです。現在芝生になっている一部を畑にするのもアイデアで、芝生の下の土は肥えた土になっていることが多いのです。その場合は、畑にする場所を決めて、シャベルで芝生を縦に切り取ります。深さは5センチ程度で充分で、芝生マットは芝側を下にして積み重ねて湿らせます。これをビニール袋などで数週間かぶせておくと、肥えた腐植土ができあがります。

 

落ち葉や草など有機物が何もない時には、古い絨毯や新聞紙、段ボールなどで代用することも可能です。この場合は畑予定地に先に水をたっぷりやっておくのがポイントで、以後も時々めくって湿気があることを確認した方がうまくいきます。

 

花壇を畑に変更するのもいい方法です。以前に何かが育っていた土は柔らかいので最適です。庭が全くない人でも、これを応用すればベランダや屋根の上でもたくさんの有機野菜を育てることができます。